半導体分野への積極的な投資は成長投資・危機管理投資につながる
現在、世界的に起きている半導体不足。
自動車、PC、モバイル機器、産業用機械など様々な分野が半導体不足によって大きな影響を受けており、自動車の納期延期、PCやモバイル機器の価格高騰など私達の生活にも大きな影響があります。
実は、半導体は日本に大きな優位性がある分野のうちの一つです。日本経済強靭化計画(サナエノミクス)では日本の半導体分野への投資が集まるような取組みを推進していきます。
未だ優位性が高い日本の半導体
日本では様々な半導体を作っているのを知っていますか?
- 自動車で使用する「ロジック半導体」
- パソコン、テレビで使用する「パワー半導体」
- スマートフォンで使用する「NADAフラッシュメモリー」
- スマートフォンカメラで使用する「CMOSイメージ46_センサー」
これら半導体の世界シェア上位に多くの日本企業がランクインしており、日本が世界で戦うことができる重要な分野のうちの一つです。
半導体はパソコン、スマートフォン、5Gインフラ、AI、電気自動車など日本だけでなく世界的な技術革新に欠かせない分野ですので、積極的な投資を行い日本の優位性を維持していくことが日本の成長につながると考えております。
現在、日本では半導体の「設計・製造」が中心となっていますが将来的には半導体を設計するための「設計支援ツール開発」、半導体を製造するための「製造装置開発」、半導体の材料となる「素材」への投資を積極的に行い、日本の半導体分野での優位性をより強化していくための取組みを推進していきます。
半導体への投資は、危機管理にもつながる
世界的に起きている半導体不足は新型コロナウイルスの影響による工場の閉鎖など様々な要因が重なり起きている問題です。
半導体は今後の技術革新に欠かせないもので今後も需要は増加が予想されますが、不安定な国際情勢から安定的な輸入が見込めない状況です。
半導体が日本国内で安定的な生産が可能となると、国際情勢に左右されない半導体の安定供給が可能となり、危機管理投資にもつながると考えております。
日本経済強靭化計画(サナエノミクス)では、成長投資としての半導体分野での優位性維持、また危機管理投資としての国内生産による安定供給が可能となるような取組みを推進していきます。
- 半導体設計支援ツール、半導体装置や素材への投資促進
- 成長投資としての半導体分野の優位性維持促進
- 危機管理投資としての国内生産による安定供給の促進