量子コンピュータの実現で、より安全により豊かな暮らしを実現する

AI、自動運転、医療など、今後の技術革新に欠かせないものとして世界中で開発が取り組まれているのが、量子光学の技術を用いた「量子コンピューター」です。

 

量子光学は産業分野だけでなく、サイバーセキュリティなど国家安全保障の観点からも重要な技術です。日本経済強靭化計画(サナエノミクス)は量子工学の発展を支援します。

 

私達の暮らしを豊かにする量子工学

量子技術を取り入れた量子コンピューターは、これまで解けなかった問題を高速に解くことを可能とするコンピューターです。

 

そのため量子技術の発展はAI技術の向上、自動運転技術の発達、認知症やうつ病などこれまで解明できなかった病気の治療方法の確率や新しい薬の開発など私達の暮らしをより安全に、より豊かにする技術です。

世界各国の量子工学への取り組み

欧米や中国はすでに「量子技術」を国家戦略上の重要技術として位置づけています。また、世界各国では1000億円以上投資する取り組みが行われています。

 

日本においても量子技術に関する戦略を打ち出し、研究開発拠点の整備などの取り組みが行われています。

量子技術における日本の優位性

量子技術の基礎理論や基礎技術においては日本に優位性があり、世界から日本の技術に関心が高まっています。ですが、すでに量子コンピューターを製造している会社が世界には複数ある一方で、日本はまだ量子コンピューターの製造に至っていません。

 

このままでは日本は量子コンピューターのソフトウェア開発に止まってしまう可能性がありますが、実は日本には量子コンピューターを開発する技術、人材が揃っているのです。

スーパーコンピューター「富岳」の実績

日本には計算速度ランキングで世界1位を達成したスーパーコンピューター「富岳」があります。スーパーコンピューターも世界各国が国家レベルで開発競争をしている分野です。

 

その中で日本の富岳が世界的に優秀な結果を残せたのは日本に技術、人材が揃っているからです。このような優れた技術・人材を量子コンピューター開発に活かせるよう大規模な投資を行い、国家プロジェクトとしての取り組みを推進します。

 

量子コンピューターの開発は日本にとって急を要するサイバーセキュリティの強化など国防という点で危機管理投資につながりますし、量子工学による新しい技術開発は成長投資にもつながると考えております。

 

日本経済強靭化計画(サナエノミクス)では、世界的にも競争が激化している量子工学分野を支援し、日本の成長につながる支援を行っていきます。

量子工学分野でより安全により豊かな暮らしを実現する計画
  1. より安全により豊かな暮らしを実現するための量子技術向上の推進
  2. 国家プロジェクトとしての量子工学の推進